当店は、奥村吉兵衛の買取いたしております。
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奥村吉兵衛作品の鑑定・査定・買い取り・購入

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奥村吉兵衛―おくむらきちべえ

千家十職の一つ。

三千家御用達の表具師として、家元らの揮毫の軸装や風呂先屏風、「紙釜敷」の製作などを行う。

もとは江州佐々木家の流れをくむ武士の家系だったが、初代は京へ上り、母方の家業の表具師を継いだ。
二代目吉兵衛の代に、表千家六代覚々斎の取りなしで、紀州徳川家の御用も務めるようになり、千家の御用達となる。
六代吉兵衛は奥村家の功績をまとめるために調査を重ね、家系図はもちろん、歴代の表具作成の記録などを文書化する。

茶道具の様式や、茶会のルールなど、貴重な資料を後世に伝える功績を残す。
八代吉兵衛は歴代の中でも最も技量に優れた名手といわれた一方、国学、儒学にも通じ、彦根藩の家老で儒家の岡本黄石に師事して儒学を学び、詩歌や書にも優れていた。

当代は十二代。

歴代の奥村吉兵衛

初代 奥村吉右衛門 (1700~1618)

諱は清定。出家後法名は宗勢。
正保3年(1646)、上洛し、武士から商人に転業。
承応3年に表具屋業を開業、「近江屋吉兵衛」を名乗る。
妻は売茶翁の友人で能書家として知られた亀田窮楽の伯母。
現在も奥村家の玄関にかかる「表具師」ののれんの揮毫はこの窮楽の筆による物とされる。

二代 奥村吉兵衛 (1633年~1719)

初代の長男。号は休意。
元禄11年(1698)、表千家六代覚々斎の取りなしで紀州徳川家御用達、また表千家御用達となる。

三代 奥村吉兵衛 (1666~1743)

二代の婿養子。近江国浅井郡馬渡村の松山家の出身。出家後法号は休誠。
狂歌の作者、能書家として知られる。

四代 奥村吉五郎 (1737~1781)

三代の婿養子。近江国伊香郡高月村の田辺家出身。法名は道順。

五代 奥村吉兵衛 (1755~1825)

三代の婿養子。近江国伊香郡高月村の松井家出身。出家後法号は了誠。
天明8年(1788)、天明の大火に遭遇、家伝などの一切を消失。
三千家合作の三幅対として有名な土佐光孚筆の絵のうち、 表千家了々斎(宝珠)、裏千家認得斎(小槌)の2作の賛を得て、表装を行う。

六代 奥村吉兵衛 (1780~1848)

四代の婿養子。近江国伊香郡高月村の宮部家の出身。号は休栄。
史料編纂に興味を持ち、天明の大火で失った家伝の再編纂を決意。
「奥村家系図」、「千家御好表具并諸色寸法控」乾巻、坤巻を著し、茶道具の様式や、茶会のルールなど、貴重な資料を後世に伝える功績を残す。

七代 奥村吉次郎 (1795~1837)

六代の婿養子。 号は休音。
義父に先立って逝去。

八代 奥村吉兵衛 (1804~1867)

歴代中最も「表具の達人」であったと言われる。
当人は学問の方に興味があり、後に彦根藩家老となった岡本黄石を師として儒学を学び、その紹介により梁川星巌、紅蘭夫妻と親交を結ぶ。
後に出家し「蒿庵」と号する。

九代 奥村吉兵衛 (1840~1908)

名は義道。八代の長男。
小川町上立売(現・京都市上京区)から、現在奥村家のある釜座通夷川(現・京都市中京区)へ転居。
明治15年、「三千家合作の三幅対」のうち未完であった「天秤計り」に武者小路千家 一指斎の賛を頂戴し、発起より60年後に完成させる。

十代 奥村吉次郎 (1869~1944)

九代の長男。

十一代 奥村吉兵衛(1901~)

十代の長男。

十二代 奥村吉兵衛

十一代子息。当代。