鑑定という言葉は、テレビのお宝鑑定団が有名で私も楽しく拝見しております。
しかし、あれはテレビのショーで、古美術品、骨董品、茶道具、美術品、の鑑定とは全く違います。

テレビの影響から品物の値段を決めることが「鑑定」だと思っていらっしゃる方も多いと思います。
しかし、実際は、品物の真贋を問うことを鑑定といいます。
品物の価格は、お買い取りをされる個々のお店の技量で決定されます。

値段と鑑定は別物。「鑑定」ができるのは鑑定機関のみです。

東京美術倶楽部や大阪美術倶楽部では、作家の工芸作品や物故作家の絵画を鑑定しております。
その鑑定方法とは、専門分野の老舗のお店が十数軒集まり、一人一人が個々に見て、
〇 × を記入し、全員が〇の作品のみ鑑定書が発行されます。
費用は大体3万~5万円で、この鑑定書があれば日本はもとより、世界中どこに行っても本物で通ります。

また、血縁の方が個人的に鑑定されたり、決まった画廊が鑑定されたりすることもあり、
それぞれの作品の本当の鑑定書を発行出来る鑑定機関は、一つです。