(さどう、ちゃどう)は、日本伝統の湯を沸かし、茶を点(た)て、茶を振る舞う事で、日本古来のお茶の儀式です。
それらを基本とした様式や伝統や流派があり、茶道と呼ばれています。

ある種の規範(茶礼(されい))に基づく喫茶行為の総体をいう。
茶の湯ともいい、室町時代、14世紀のなかばに原型が成立し、その後さまざまに変化して今日に及ぶ。
茶道の語は芸道意識の強まった江戸中期、17世紀後半、18世紀に下ってから一般化する呼称である。
茶数奇(すき)(寄)ともいうのは、茶の湯が唐物(からもの)数奇、和物数奇など「モノ数奇」を核に展開したことによる。

日本伝統の、湯を沸かし、茶を点(た)て、茶を振る舞う行為(茶の儀式)。
また、それを基本とした様式と芸道。
元来「茶湯」(ちゃとう)、「茶の湯」といった。
千利休は「数寄道」、小堀政一(遠州)は「茶の道」という語も使っていたが、江戸時代初期には茶道と呼ばれた。
主客の一体感を旨とし、茶碗に始まる茶道具や茶室の床の間にかける禅語などの掛け物は個々の美術品である以上に全体を構成する要素として一体となり、茶事として進行するその時間自体が総合芸術とされる。
現在一般に、茶道といえば抹茶を用いる茶道のことだが、江戸期に成立した煎茶を用いる煎茶道も含む。