串本町は、ユネスコ 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」にあたっており、和歌山県を代表する観光都市です。和歌山県串本町の老舗の旅館や観光業関連のお仕事をされてきた古い商家などには、煎茶道具や面白い古道具が多く眠っており、茶合や食籠を拝見させていただきました。 骨董品や茶道具の売却依頼で出張した際には、伊万里焼や常滑焼の壺をお譲り頂きました。和歌山県串本町にある、串本応挙芦雪館には円山応挙、長沢芦雪をはじめ、伊藤若冲、狩野山雪、狩野探幽、白隠らの名品や美術品が展示されています。 中でも円山応挙の「波上群仙図」、長沢芦雪の「龍虎図」などの障壁画は、国の重要文化財で、海外からも高い評価を受けています。和歌山県串本町には、芸術や文化に造詣の深い方々も多くお住まいの地域で、骨董品や茶道具、美術品の愛好家の方も多くお住まいです。南鐐で作られた花入れ、象嵌細工や彫金細工が素晴らしい金工作品や骨董品をお譲り頂きました。古書画の愛好家の方などもおられ、昔の有名な高僧が書かれた墨蹟の巻物と一緒に、伊藤若冲の若書きの花鳥画や土佐派の美人画の掛軸をお譲り頂きました。伊藤若冲の作品では、極色彩の綺麗な花鳥画、とくに鶏の絵などが人気があります。晩年の上手の花鳥画などは、高額で取引させて頂きますので、是非ご相談ください。美しい海に恵まれた串本町は、サンゴ群集が美しいところで、世界的にも貴重な生態系を保持しているとして、ラムサール条約登録地に認定されました。貴重な赤珊瑚など珊瑚の作品なども、近年海外のお客様に人気があります。