福井県若狭町は、めのうの産地で有名な小浜市のお隣の町です。日本海側の地域は、めのうや翡翠、珊瑚などの天然石が産出される世界でも珍しいエリアです。日本の珊瑚は質が高いことで世界にも認められております。彫刻された翡翠や珊瑚の帯留めや簪は、ネックレスやブローチなどのアクセサリーとして加工し直して使用されます。摘みに翡翠が用いられた鉄瓶、銀瓶なども高価で取引させて頂きます。近年では、翡翠や血赤珊瑚を使った美術品は貴重になりました。色が良く、大きく、細工が細密な品物は希少で、骨董価値が高くなります。何気なく仕舞われているものが、思わぬ高額でコレクターに引取られていくことがあります。整理や売却の際には、是非当店にご相談下さい。福井県若狭町では、若狭塗、若狭めのう細工など良質な伝統工芸品を拝見させて頂く機会も多くあります。この他、福井県で有名な作品と言えば、越前焼があります。越前焼は、自然釉の風合いが人気があります。茶の湯をされる方には、古陶器の愛好家も多くおられ、人気がありますので、整理や売却の際には、一度ご相談頂ければと思います。福井県は、日本海に面した地域で、日本で大切な玄関口でした。古くから、交易や貿易が盛んで大陸文化や南蛮文化が行きました。北前船の寄港地でもあり、北陸と大阪、京都を結ぶ、鯖街道の熊川宿があった宿場町で、国内外様々な土地の文化や骨董品、茶道具、美術品が運ばれ大切に残されています。豪農のお宅や何代も続く商家のお宅から、遠州七窯の作品や昔の登り窯で焼かれた陶芸作品、土佐派の美人画 、四条派の山水画、曹洞宗の高僧 の一行書など貴重な骨董品、茶道具をお譲り頂きました。