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売却済
写真8枚掲載、ご覧下さい。
2022年3月1日

「当家は兵庫県赤穂市でもお城の近くで何代も続いた家ですが、私が生まれた時に家を建て替えており、その時に昔の骨董品や茶道具は売却したと父から聞いておりましたが、納戸の奥の小さな入れ物から母が大切にしていたのか、丁寧に古い裂に包まれた骨董品らしき物が数点出てきました。私は説明を聞いた事もなく、見たこともないので祇園の骨董屋さんならお分かり頂いて、査定や鑑定も安心出来ると思い古美術やかたさんに相談させていただきました。」とお電話で話され、茶道具の蒔絵が施された香合を宅配でお送り頂き買取させて頂きました。

茶道具のなかでもお道具が沢山ありますが、香合とは香を入れておくための器です。茶の湯では茶室で香をたくので、その香を入れておく器が香合です。このような綺麗な蒔絵の香合は茶事において非常に好まれます。この香合は丁寧な蒔絵が施され、内側も梨地が施されており、香合としては上手の逸品です。明治時代頃に作られた作品だと思われますが、保存状態も良く、綺麗な品物です。共箱は付いておりませんが、昔の職人技が素晴らしい逸品で、共箱が無くてもこのような作品は高価買取させて頂きます。