売却済
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2022年8月20日

永楽善五郎の作品で「つなぎ団子」の文様を施した抹茶碗です。たっぷりと掛けられた釉薬の色が綺麗で上りの良い逸品です。保存状態も良く、スレホツも無く、大切に使用され、未使用品の作品です。明治時代から大正時代頃作られた逸品で、茶の湯で好んで使われてきた茶道具ですが、長年の年月を経ても綺麗な共箱が付いております。京都祇園で春に毎年開催される「都をどり」その時に配られるお皿で団子皿が有名ですが、その模様が描かれた抹茶碗です。提灯つなぎ茶盌で、「つなぎ団子」の文様を施した抹茶碗です。

永楽妙全(えいらくみょうぜん、1852年 – 1927年)
京都の女性陶芸家 。本名は悠。夫は永樂得全(14代 土風炉師・善五郎)。善五郎を襲名する事はなかったが、技量に優れ作品への評価非常に高いものがあります。明治43年三井高保より「悠」印を拝領され、大正3年三井高棟より「妙全」号を受け、昭和2年没。作家の作品について少し説明させて頂きます。作家の名前で号いくらと相場価格の問い合わせをよく頂きますが、同じ作家の作品でも若書きと晩年の作品や、大きさや図柄で価格が変わり、また、時間を掛けて書かれた作品と短時間で描かれた作品では、お引き取り価格も大きく変動します。作家によっても、得意な図柄や人気のある図柄では、お引き取り価格も変わってきます。古美術骨董品によく買取店が相場価格と書かれていますが、このように作家の名前や大きさだけで価格が決定出来る世界ではありません。