売却済
写真8枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月8日

先に品物を紹介させて頂きます。歌川芳盛(天保元年~明治18年)の「天竺馬爾加國の出生大象」の木版画です。歌川芳盛は江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師で、歌川国芳に 師事 し、武者絵や時局絵、花鳥画などを描き、殊に時局を諷刺した合戦絵が得意でした。文久三年に刷られた木版画で、文久年間(1861~1864)にアメリカ船によって開港後の横浜にマラッカ産のゾウが運ばれた記録が残されており、当時の様子が描かれています。同じ図柄の木版画が江戸東京博物館に所蔵されています。写真をご覧のように、端の部分に少し折れやシミがありますが、保存状態の良い品物で買取させて頂きました。このような昔の素晴らしい 浮世絵・木版画は、買取させて頂きます。

浮世絵版画は、太首や役者絵、また美人画や風景画といろいろな作品がありますが、日本の骨董品のなかでも、世界の人々に人気があり、最近では非常に高価な価格で取引されています。やはりグローバルな世界では、世界中で人気がある作品が愛好家コレクターに喜ばれています。特に江戸時代の浮世絵版画は、人気があり、この数年の間に非常に高価な日本を代表する骨董品となりました。日本の骨董品は、茶の湯の世界等の作品が値下がりしていますが、反対に浮世絵版画は高騰しております。