x1651o1

売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2022年6月20日

「私は東京の港区に住んでいますが、インターネットで古美術やかたさんのホームページを見て、同じような逸品を販売しておられるので電話で聞いてみました。販売価格を提示してホームページで販売もしておられ、似たような他の茶道具と比較して買取価格を決定して頂けるので、安心して売却依頼をさせて頂きました。」(お客様の声の一部を紹介いたしました)と話され、やはりお客様を持って、直接小売販売している老舗の骨董店にお願いしたかったように話されていました。

井口海仙の自作で、保存状態も良く綺麗な茶杓で茶の湯では好まれる逸品です。題名の菊の露も季節を現した季語で、使いやすい茶杓です。井口海仙と言われる人物は、明治時代に生まれられた、裏千家十三代家元圓能斎の三男の家元関係の茶人で、本名は三郎、幽静庵の号で活躍された人物です。同志社普通部を卒業後、兄にあたる 裏千家 十四代家元淡々斎の補佐役として活躍させました。日庵理事、淡交会専務理事等をつとめ、大正、昭和の茶道界の発展に貢献されました。多くの掛け軸や茶杓等の茶道具を残されております。井口海仙は文才にも長じ、各誌に茶道研究、随筆を発表されたり、文壇、演劇界等に多彩な交流を持っておられました。