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売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2022年5月28日

鳥取県のお客様で何代も続いた商家ですが、先代が殆どの諸道具を処分されていたのですが、押し入れの奥から四~五点の品物が見つかったようで、茶道具の事なら家元のある京都だと思われ当店にお電話を頂きました。写真をお送り頂き、全ての品物はお譲り頂けませんでしたが、数点の茶道具を宅配買取でお譲り頂きました。

永楽善五郎は日本では著名な作家で、多くの作品は骨董品としてお持ちのお客様もおられます。永楽善五郎の亀の香合ですが、茶道具で煎茶道具にも抹茶道具にも使われています。最近ではアジアのお客様に中国茶のお道具としても使われているようです。共箱はありませんが保存状態の良い逸品で完品です。

永楽善五郎は千家十職で、何代も続いた陶芸家の家元で現在でも茶道具を主として制作されております。この作品は共箱ではありませんが、共箱が大切なので作家の作品の共箱は大切に保存して下さい。河濱支流の印が押されており、永楽善五郎の作品です。永楽善五郎(永楽家・十一代保全)が江戸時代末期にに偕楽園焼を指導したとき紀州徳川家十代治宝公よりこの金印を頂戴しました。吸江斎宗左が紀州徳川家に召され樂旦入とともに指導した窯です。「舜河濱に陶す」という故事に因んでおり、その流れを汲むという意味から支流と名付けられました。この印は明治時代から昭和時代にかけて活躍した永楽家の保全・和全・妙全が使っていました。