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売却済
写真5枚掲載、ご覧下さい。
2022年4月9日

広島県の上野池近くにお住まいのお客様より直接平蒔絵の棗をお持ち頂き買取させて頂きました。当店の方針を少し説明させて頂きますと、売却頂く際には作品をゆっくり拝見し、作品の作者や時代背景、市場での需要などをできる限り丁寧にご説明させて頂き、買取させて頂いております。諸道具にはいろいろありますが、お客様に納得していただくよう努めておりますので、どの様な古美術工芸品でもご安心してお持ちくださいませ。今回お譲り頂いた竜田川の蒔絵が描かれた棗を、紹介させて頂きます。

このは平蒔絵を施された作品で、保存状態の良い逸品です。竜田川の蒔絵が描かれておりますが、共箱も無く、裸の状態です。竜田川の蒔絵なので紹介しております。蒔絵は漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉をまき、定着させる技法です。日本独自の漆工芸で、奈良時代から始まっており、絵を描くように金属の粉を蒔いていく作業から「蒔絵」という技法名が付けられたようです。