三重県川越町は、商工業都市四日市市や愛知県名古屋市などに隣接しており、面積は小さいながらも、ベットタウンとして活気があります。 中部電力の火力発電所があり、経済的にも裕福なご家庭も多く閑静な住宅街が広がっています。 珍しい美術品をお持ちのお宅も多く、骨董品の売却依頼では古書画の屏風や掛軸を拝見させて頂き、極彩色の曼荼羅や土佐派の美人画の素晴らしい逸品をお譲り頂きました。三重県らしく歴史も古く、個性豊かな伝統行事やお祭りも大切に残されています。 石採祭では、地元の小学生や中学生などが山車をひき、青年が鉦や太鼓をリズム良く打ち鳴らすのが特徴で、威勢のよさを競います。 足上げ祭も、三重県川越町に伝わる伝統神事で、お盆の晩に小学生が松明を担ぎ、青年は大太鼓と鉦をたたいて八幡神社まで参道を練り歩くお祭りです。 境内中央に設けられた「しんばしら」の周りを火の点いた松明を青年が持って跳び歩くという特異な祭りで知られております。 古くからの神事やお祭りが大切にされており、神道美術も多く見られ、古道具や民芸品が残っており、査定や見積り依頼で出張させて頂く機会も多くあります。 骨董品や茶道具の売却依頼では、昔の古仏や急須や茶托などの楽しい煎茶道具、彫金細工が施された金工作品の古美術工芸品をお譲り頂きました。また、三重県は万古焼で有名ですので、骨董品や美術品の売却依頼の際には万古焼を拝見する機会も多いです。