静岡県牧之原市には茶所として知られる牧ノ原台地があり、深蒸し茶の発祥の地で、お茶の栽培が盛んな地域です。静岡県の中でも、荒茶の生産量、茶園の面積も共に全国トップクラスです。代々茶園を営まれているお宅から、裏千家や表千家の宗匠の書付がある水指しや茶碗、棗、茶杓などの骨董品や茶道具、美術品をお譲り頂きました。古くからの豪農や何代も続く商家などでは、茶摘みや出荷の折にはご近所総出で作業されるお宅も多く、面白い普段使いの骨董品や古道具、民芸品の売却依頼も度々頂いております。湯吞みや茶箱 、手作りの茶托、木味の素晴らしい如意など煎茶道具を中心にお譲り頂きました。静岡県では志戸呂焼のお道具を拝見する機会も多くあります。志戸呂焼とは、徳川家の御用窯で、献上茶の茶壷に使われました。独特の侘びた味わいがあり、茶人の小堀遠州が好み、遠州七窯の一つに数えられるようになりました。志戸呂焼の抹茶や煎茶用の茶器は人気があります。静岡県には、先代、先々代が集められた素晴らしい骨董品や茶道具、美術品が多く眠っております。名品や逸品と呼ばれる品物も多く、売却のご相談を楽しみにしております。