石川県珠洲市は、能登半島の先端にあります。輪島塗で有名な輪島市のお近くで、伝統工芸の輪島塗関連の企業や工場を経営されているようなお宅も多くあり、輪島塗はじめ、石川県の伝統工芸品や素晴らしい古い時代の美術品を拝見させて頂く機会も多くあります。木工や漆芸技術にも、素晴らしいものが伝承されており、木工製品や漆芸作品にも素晴らしいものが見られます。先代が根付の数寄者であったお客様より、職人技が素晴らしい根付をお譲り頂きました。木彫りの根付など、昔の天然木で作られた 骨董品 は海外のお客様が好まれ、思わぬ品物がコレクターに高値で引き取られることもあります。面根付や動物などの形彫根付、堆朱の根付などはたいへん人気がありますので、整理や売却の際には、一度ご相談頂ければと思います。石川県珠洲市は、古くから、珠洲焼が栄えたところです。珠洲焼は、古墳時代から平安時代にかけて焼かれた須恵器の流れをくむ無釉の焼き締め陶器で、黒灰色の独特の色味が特徴です。珠洲大壺などが、東京国立博物館に所蔵されております。中世の日本を代表する陶器のひとつで、 幽玄ともいえる灰黒色の落ち着いた美しさで、石川県の古いお宅では拝見させて頂く機会も多くあります。古い商家のお宅などには、九谷焼や大聖寺焼などの数物の皿や茶道具、骨董品なども多く残っておりますので、あんなもの、こんなものと思わず整理や売却の際には、一度ご相談頂ければと思います。別のお宅ですが、何代も続く豪農のお宅から、奈良三彩の陶芸作品や唐物の茶碗などをお譲り頂きました。やはり、日本海側の良港がある地域には、面白い海外の骨董品や茶道具、美術品が残されておりますので、売却のご相談を楽しみにしております。