如来

真如の世界より来られし者で、修業を完成して、悟りを開いた人の意味。

頭部が盛り上がっている。
頭髪が右巻に渦巻いている。
眉間から伸びた身長くらいの長さの白い毛が右巻に渦巻いている。
体が金色である。
装飾品は身に付けない。
衣服は衲衣と裳を纏っているだけ。
持物は持たない(例外有り)
三十二相八十種好「さんじゅうにそうはちじっしゅこう」とは、仏の身体の特徴を表す。
見てすぐに分かる三十二相と、微細な特徴、八十種好を合わせたこと。

菩薩

成仏を求め修行を積む人の意味。

上半身に条帛を纏い、下半身に裳を着け、天衣が両肩から垂れ下がっている。
髻を結い上げて宝冠を頂き、胸には瓔珞(胸飾り)、耳には耳トウ(イヤリング)、腕には腕釧、臂釧、 足には足釧などの装飾品がある。
如来のように印は結ばず、それぞれ持物を持っている。
多くが立像である。

明王

仏教に帰依しない民衆を力づくでも帰依させるための役割を担った仏尊。
恐ろしい外貌と激しい憤怒の相が特徴。

不動明王
降三世明王
大威徳明王
金剛夜叉明王
大元帥明王
愛染明王
孔雀明王
馬頭明王

天部

仏教に帰依した神々で、仏教を信ずる心を妨げる外敵から人々を守る仏となった。

梵天
帝釈天
持国天
増長天
広目天
多聞天(毘沙門天)
弁才天(弁財天)
大黒天
吉祥天
韋駄天
歓喜天