売却済
2022年3月15日
品物を持って来店頂き、「自宅は廿日市の厳島神社の近くの明治時代から続く商家で、お爺さんも骨董古美術が好きで、お爺さんのお気に入りの逸品でしたが、最近では趣味も無く、売却しようとホームページを見て、祇園骨董街のなかでも古美術やかたさんに来ました」と話され、当店もゆっくりと、それらの品物について詳しく説明して頂きました。数ある骨董店のなかでも当店を信用して頂き、わざわざ遠くから来店頂き、平櫛田中の名品を買取させて頂きました。
この作品は高さ約30センチ、横幅19センチの逸品で、昭和39年に頃作られた作品で、長寿の平櫛田中の作品ですが、晩年の作品と言って良い名品です。色彩も豊かで、このような人物像は珍しく、買取価格も数百万円でお譲り頂きました。平櫛弘子さんの鑑定証も付いており、保存状態も良く、背面には銘も刻まれておりしっかりした作品で、さすが著名な作家の平櫛田中と思わせる、上手の作品です。