売却済
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2022年8月25日
この陶芸作品は若年の作品ですが、楠部彌弌の作品で共箱も付いております。作風はどうであれ、晩年に作られた逸品なら高価に売却頂けますが、若年の作品なので高価にはお引き取りさせていただけません。しかし貴重な日本の骨董品で、十万円前後では買取させて頂けました。やはり若年の作とは言え、昔の職人技が素晴らしい著名な作家の楠部彌弌の逸品だけあり、堂々とした作品です。保険をかけて頂き、ゆうパックで兵庫県よりお送り頂きました。
このような若年の作品でも著名な作家の楠部彌弌の作品で、結構高価に買取させて頂いたつもりです。しかし、晩年の作品ではなく、若年に作られた逸品で、保存状態も良く、未使用品のように綺麗な作品なので販売しやすく助かりました。明治時代の生まれの楠部彌弌ですが、晩年には素晴らしい名品を数多く残されております。
楠部彌弌は、京都の陶芸作家で京都市東山区三条通白川に生まれ、1912年に京都市陶磁器試験所の伝習生となり、同窓生とともに赤土社を結成しました。25年にパリの博覧会において入賞し、その後帝展に入選し、官展でも活動されました。日本芸術院賞を受賞され、62年日本芸術院会員となり、78年文化勲章受章されました。晩年には彩埏とよぶ独自の加飾法を開発し、単純な形のほかに、自然の情感を尊ぶ作風をつくりあげました。