売却済
2022年4月3日
「以前整理をしたので、少ししか無いんです」と話され、買取のお電話を頂きました。取り敢えず写真をお送り頂き、拝見させて頂きました。このお宅は先代が古書画や水墨画のコレクターで、骨董品や茶道具もお持ちでしたが、先に掛け軸や古書画の写真をお送り頂き、査定させて頂きました。まさか著名な作家の伊藤若冲の牡丹図があるとは思わず、驚きました。このお客様は福井県越前町のお客様で、やはり地方の古いお家には、昔から伝わった名品や逸品が残っているようです。
偶然ですが伊藤若冲の簡単な牡丹図があり、お譲り頂き驚きました。大きさは46センチ×28センチで掛軸になっており、簡単に描かれた逸品ですが、やはり伊藤若冲となると高価に売却頂ける対象です。伊藤若冲の作品には、より鮮明に際立たせる技法の一つで極彩色画に用いられた、裏彩色の技法が使われ、独特の立体感やリアルな存在感を創り出す技法を使っております。極彩色画の名品は、お引き取り価格が数千万円の作品も多くあります。このような簡単な作品でも伊藤若冲の逸品には買取価格が百万円を超える作品も有ります。