売却済
写真5枚掲載、ご覧下さい。
2023年6月30日
近くのお客様ですが、突然お電話を頂き出張させて頂きました。面白い文房具をお持ちのお客様ですが、近くにはそのような品物を扱う骨董店も無く、古美術やかたのホームページをご覧になり、お電話を頂きました。古美術やかたでは千年も都が続いた都で営業しており、そのなかでも一等地の祇園にお店があり、査定や鑑定もお客様より信頼してお任せ頂ける営業実績があります。地方のお客様より骨董品売却依頼や茶道具の査定依頼のお話もよく頂き、このお客様は三重県の津市のお客様ですが、このような他府県からの依頼がよくあります。今回は面白い文房具を数点お譲り頂き、その内の一点の水滴を紹介させて頂きます。
この作品の時代は昭和時代に作られた作品だと思われます。小品ですが、可愛い面白いデザインの水滴で水漏れ等無く、保存状態の良い品物です。共箱 や合わせ箱はありませんが、水漏れ等無く、保存状態 の良い品物です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より買取させて頂いた、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で現状のまま販売しております。このような文房具は、最近アジアの愛好家のお客様に人気がありますので、彫金細工が細かい作品や象嵌細工が施された逸品は高価に売却頂けます。
水滴について説明をさせて頂きます。文房具の一種である水滴は硯に使う水を入れておく容器です。 現在は便利な墨汁が簡単に手に入りますが、古来、毛筆で用いる墨液は、硯に水を注ぎ、墨を摺ってつくりました。 その墨を摺るための水を湛えておくための、小さな器が水滴です。金工細工の作品も多くあり、伝承された彫金細工や象嵌細工が施された逸品は高価買取させて頂きます。江戸時代には、陶器製の動物などのユニークな形の水滴がたくさん生産されました。