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売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月16日

この伊万里焼は江戸時代に作られた逸品で、貴重な日本の骨董品です。この伝承された技術は、現在にも生かされておりますが、現在の作家ではこれだけの昔の職人技が素晴らしい逸品を作る事は難しい技術です。現在では新しい作家が沢山生まれ活躍されておりますが、簡単に独立して作家になれるので、やはり昔の修行をつんだ職人技には届かない技術や技法があるようです。このお客様は先代がこのような古陶器のコレクターで、持っておられました。やはり三重県のお客様で地方ではご自宅も大きく、保管する場所もあったので今まで残っていたと思われます。また、このお宅は三重県でも大きな農家で数物の伊万里焼も沢山持っておられ、一緒に買取させて頂きました。

品物を紹介させて頂きます。この蓋物は小ぶりですが、染付で蛸唐草模様が丁寧に描かれており、非常にセンスの良い器です。時代は、江戸時代末期から明治時代にかけての作品で、古伊万里とまではいかないでしょう。割れやヒビも無く保存状態の良い逸品です。さすが伊万里焼で、丁寧に何度も精製された細かい上質の土を使われ、昔の職人技が素晴らしい名品で、後に、真似をして作られた、瀬戸焼等の陶磁器とは違う、日本を代表する陶磁器です。

伊万里焼の品物を買取させて頂きましたので、伊万里焼について少し説明させて頂きます。佐賀県有田町では、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、多くの藩が陶工を日本へと連れ帰りました。1616年に、その中の一人、韓国の陶工・李参平(りさんぺい)が有田東部の泉山で白磁鉱を発見して、伊万里焼を焼いたのが始まりです。伊万里焼は、日本の陶磁器の元祖で、製造方法も丁寧に原材料の土をふるいにかけ、良い土だけ使われておりましたが、その後各地で伊万里焼の真似をした下手の作品が多くでまわり作られ、簡単な製造方法で、大量生産の為、土も悪く雑な作品でした。また、伊万里市南部では、藩窯である鍋島焼も生産され鑑賞陶磁として現在でも高価に取引されております。