売却済
写真7枚掲載、ご覧下さい。
2023年6月11日

先に品物を紹介させて頂きます。江戸時代末期から明治時代にかけての伊万里焼で、古伊万里とまではいかないでしょう。愛嬌のある獅子が手描きで丁寧に描かれており、非常に上がりの良い逸品です。このような色絵の面白い図柄の作品は、最近では海外のお客様に人気があり、貴重な作品で高価買取させて頂きます。少し小ぶりの蕎麦猪口ですが、中国茶を飲まれるアジアの愛好家が煎茶道具の煎茶碗の様に使われますので人気があります。伊万里焼は日本で最初に作られた陶磁器で、丁寧に何度も精製された細かい上質の土が使われており、昔の職人技が素晴らしい名品です。後に、真似をして作られた、瀬戸焼等の陶磁器とは違う、日本を代表する陶磁器で喜んで買取させて頂きます。

このような伊万里焼の古陶器に言えるお話ですが、底部に書かれている時代や文字で作品を判定される方がおられますが、例えば、伊万里焼には明治時代でも、中国の年代が書かれたり、江戸初期の時代が書かれたりしています。このような文字は後書きでも同じで、時代を判定するには殆ど信用されていません。古陶器の真贋は、釉薬の色や、焼成の仕方、また使用された土、つまり地面に接する高台の土等で判定します。