最近買取した品物のご紹介
骨董品売却依頼で蒔絵の諸道具を数点宅配でお譲り頂きました。
売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月27日
先に品物を紹介させて頂きます。平蒔絵で丁寧に桐の紋模様の蒔絵が施された綺麗な蒔絵箱です。内側には梨地の蒔絵があり丁寧に漆塗りが施され、昔の職人技が素晴らしい逸品です。明治時代末頃から昭和初期にかけて作られた漆芸品で、少し擦れ傷がありますが、大きく傷んでいる所は無く、保存状態の良い丁寧な作りの骨董品で、買取させて頂きました。共箱や合わせ箱はありません。このような小さな小物入れの様な蒔絵箱は、煎茶道具や抹茶道具の茶道具にも香合や飾り道具として使われ、遊び心のある面白い作品が多くみられます。
蒔絵の品物を買取させて頂きましたので、蒔絵のお手入れの仕方について少し説明させて頂きます。お手入れの方法としては、漆芸品は非常に傷が付きやすいもので、タオル等の毛羽立ったものでの手入れは止めて下さい。また熱い品物や熱湯は避けて頂き、ぬるま湯を使用して下さい。一般的な漆芸品は、耐水性はまあまあありますが、水につけるのは良くないと思われます。濡れ手ぬぐいで軽く拭く程度で十分で、また、洗剤の使用は避け、乾燥の際は直射日光は避けてください。
古美術やかたは、歴史ある祇園街の中でも、歴史的保全地区にあり、同じ町内には人間国宝の方々もお住まいです。
珍しい翡翠の品物を骨董品売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。
売却済
写真5枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月25日
先に品物を紹介させて頂きます。材質は、翡翠です。時代は大正から昭和初期にかけての作品です。色味も素晴らしい逸品です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように保存状態の良い品物です。最近ではこのような翡翠の逸品がアジアのお客様に人気があり、高価買取させて頂きます。翡翠も高価な品物や安い品物がありますが、昔の職人技が素晴らしい加工された技法がある茶道具や骨董品に使われている逸品は、高価買取させて頂きます。
翡翠について詳しく説明させて頂きます。翡翠は深緑の半透明な宝石で、玉とも呼ばれており、大変奇麗な宝石です。世界各国、翡翠は権力を象徴する石として、大切にされてきた歴史があります。翡翠の歴史は古くアメリカ大陸のインカ・マヤ文明では、王族や王に仕えた高位の人々が亡くなると、緑色の翡翠で仮面を作り被せてから埋葬していた歴史が残されています。秦の始皇帝の遺体も玉翡翠で覆われていたとされています。
翡翠の産地は日本にもあり、古くから良質な翡翠が採れ、日本の皇族や重鎮も素晴らしい宝石の逸品や玉器と共に埋葬されましたが、その埋葬品の中には、翡翠のものもありました。翡翠は、神道美術や仏教美術にも名品が残されており、多くのコレクターによって今に伝えられています。青森県の三内丸山 遺跡 や佐賀県の吉野ヶ里遺跡などからは出土品があり、山梨県では、世界最古の翡翠大珠が見つかっています。海外では、ミャンマーで良質な翡翠が採れ、中国へ輸出していましたので、中国の翡翠作品にも優れたものが多く残っています。日本との貿易や交易で運び込まれ、日本にも唐物と呼ばれるものの中には、翡翠の逸品が数多く残されています。このように、翡翠は、ときには金よりも高い価値のある宝石として、時の権力者や支配層に愛されてきた歴史があります。時が進み、庶民にも手が届くようになると、その美しさとパワーストーンとしての価値で、身近に身に着ける宝石として 愛玩 されてきました。
珍しい三浦竹泉の赤絵の逸品を骨董品売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。
売却済
写真9枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月23日
先に買取させて頂いた品物を紹介させて頂きます。この菓子鉢は、茶道具では著名な作家の三浦竹泉の作品で、綺麗な赤絵が施されており丁寧に作られた逸品で、買取させて頂きました。最近では、中国の人々にも赤絵の三浦竹泉の作品は特に人気があり、中国茶でも愛好家のお客様がおられる様です。保存状態も良く、共箱も綺麗で、茶の湯では人気のある茶道具だと思われます。京焼の窯元として現在五代目となる三浦竹泉ですが、この作品は、初代三浦竹泉の赤絵の名品で、四代三浦竹泉が鑑定をしております。三浦竹泉は伝統的な作風に独自の意匠を加えて、常に使い易い品を求め、代々引き継がれてきた陶芸家で、現在では五条坂の窯場に新しくギャラリーを開かれています。
この作品は共箱でもありませんが、同じ竹泉が鑑定しており、共箱と同じ値打があります。作家の共箱について少し説明させて頂きます。一番大切な事は、共箱であるかどうかです。共箱とは、一番最初に購入した時に入っている箱です。共箱は保証書の代わりになり、共箱が無いと半値以下になる作家の作品も多くあります。たとえ壊れていても、二度と手に入らないので、また直してもらったり出来るので、捨てないで保存して下さい。また、額に入った日本画は額の裏側にシールと言われる、名刺ぐらいの大きさの紙に、本人の署名捺印があり、絵の題名が書か出ています。このシールが保証書となり、共箱と同じように大切な保証書の代わりになるものです。
古美術やかたは、売却頂いた品物に販売価格を表示し、直接店頭販売しております。
骨董品売却依頼で刀装具の鍔を数点宅配でお譲り頂きました。
売却済
写真16枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月20日
先に品物を紹介させて頂きます。材質は鉄です。時代は江戸時代のものだと思われます。綺麗な彫金細工で、鉄味も良く、大ぶりの鍔です。コレクターの方より直接お譲り頂いた品物です。採光の加減で白く光っておりますが、綺麗な保存状態で傷んでいる箇所は有りません。このような骨董品の刀装具の鍔、買取させていただきます。
古美術やかたでは、刀や刀装具の買取をさせて頂いております。最近では刀装具が海外のお客様にたいへん人気があります。刀装具には日本独自の伝承された文化や歴史があり海外の人々も日本刀や刀装具には魅了されています。このように刀装具は、世界中の人々に知られ、日本を代表する美術品 、骨董品です。特に象嵌細工や彫金細工などの精巧な技法は日本独自の技法で、人気があり世界中に愛好家がおられます。
古美術やかたでは、お譲り頂いたお客様に、納得頂くことを第一と考えております。
骨董品売却依頼を頂き、古陶器の伊万里焼を数点出張させて頂きお譲り頂きました。
売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月16日
先に品物を紹介させて頂きます。この蓋物は小ぶりですが、染付で蛸唐草模様が丁寧に描かれており、非常にセンスの良い器です。時代は、江戸時代末期から明治時代にかけての作品で、古伊万里とまではいかないでしょう。割れやヒビも無く保存状態の良い逸品です。さすが伊万里焼で、丁寧に何度も精製された細かい上質の土を使われ、昔の職人技が素晴らしい名品で、後に、真似をして作られた、瀬戸焼等の陶磁器とは違う、日本を代表する陶磁器です。
伊万里焼の品物を買取させて頂きましたので、伊万里焼について少し説明させて頂きます。佐賀県有田町では、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、多くの藩が陶工を日本へと連れ帰りました。1616年に、その中の一人、韓国の陶工・李参平(りさんぺい)が有田東部の泉山で白磁鉱を発見して、伊万里焼を焼いたのが始まりです。伊万里焼は、日本の陶磁器の元祖で、製造方法も丁寧に原材料の土をふるいにかけ、良い土だけ使われておりましたが、その後各地で伊万里焼の真似をした下手の作品が多くでまわり作られ、簡単な製造方法で、大量生産の為、土も悪く雑な作品でした。また、伊万里市南部では、藩窯である鍋島焼も生産され鑑賞陶磁として現在でも高価に取引されております。
古美術やかたは、売却頂いた品物に販売価格を表示し、直接店頭販売しております。
三浦竹泉の作品を骨董品売却依頼で出張させて頂き、数点お譲り頂きました。
販売価格 45,000円
写真21枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月13日
京焼を代表する著名な作家、四代 三浦竹泉(明治44年~昭和51年)の作品です。二代の長男で、昭和6年に四代を襲名、骨董品も作っておりますが、主に煎茶道具や茶道具を製作し、作品は優雅のなかで緻密を極めました。綺麗な上がりの青磁で、さすが竹泉と思わせる昔の職人技が素晴らしい品物で、高価買取させて頂きました。共箱で二重箱に入っており、共布がついております。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、保存状態の良い品物で、このような煎茶道具の逸品は高価買取させて頂きます。
昔は煎茶道具があまり売れず、最近では中国茶と同じ道具を使うので人気があり、特に三浦竹泉は中国の人々に人気があります。この人気について少し説明させて頂きます。最近では、世界中どこでも行ける時代で、若者のコレクションも当時とは違い、世界で通じる作品や新しい草間彌生のような現代作家が現れ、過去の名品も価格が安くなってくる傾向があります。骨董品にも、時代の流れや流行があり、特に絵画や陶芸作品は、現代作家の作品が人気があります。また、作家の名前で相場価格の問い合わせをよく頂きますが、同じ作家の作品でも若書きと晩年の作品では、大きな差があり、図柄や簡単に描かれた作品と、時間を掛けた作品とでは、大きな価格の差があります。
古美術やかたは安心して売却して頂ければと思います。納得頂くことを第一と考えております。
面白い浮世絵版画の骨董品売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。
売却済
写真8枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月8日
先に品物を紹介させて頂きます。歌川芳盛(天保元年~明治18年)の「天竺馬爾加國の出生大象」の木版画です。歌川芳盛は江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師で、歌川国芳に 師事 し、武者絵や時局絵、花鳥画などを描き、殊に時局を諷刺した合戦絵が得意でした。文久三年に刷られた木版画で、文久年間(1861~1864)にアメリカ船によって開港後の横浜にマラッカ産のゾウが運ばれた記録が残されており、当時の様子が描かれています。同じ図柄の木版画が江戸東京博物館に所蔵されています。写真をご覧のように、端の部分に少し折れやシミがありますが、保存状態の良い品物で買取させて頂きました。このような昔の素晴らしい 浮世絵・木版画は、買取させて頂きます。
浮世絵版画は、太首や役者絵、また美人画や風景画といろいろな作品がありますが、日本の骨董品のなかでも、世界の人々に人気があり、最近では非常に高価な価格で取引されています。やはりグローバルな世界では、世界中で人気がある作品が愛好家やコレクターに喜ばれています。特に江戸時代の浮世絵版画は、人気があり、この数年の間に非常に高価な日本を代表する骨董品となりました。日本の骨董品は、茶の湯の世界等の作品が値下がりしていますが、反対に浮世絵版画は高騰しております。
当地の近くには大学や博物館、また美術館の研究機関が有り、半端の品物や、傷、欠けがあっても参考品や学術品として活用され、高価ではありませんが無駄なく買取させていただきます。
螺鈿の花台を、骨董品売却依頼で宅配にてお譲り頂きました。
売却済
写真9枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月4日
先に品物を紹介させて頂きます。この螺鈿細工の逸品は中国美術のような面白い作品です。昔の職人技が素晴らしい細密に作られた螺鈿細工ですが、保存状態 が悪く中央の部分が剥げています。傷んでなくて、綺麗な作品なら高価に買取させて頂ける花台だと思われます。このような漆芸品は保存が難しく、これだけ細かい細工が施されている 名品 は直す事も出来ない貴重な骨董品です。日本の時代の江戸時代や明治時代の作品なら茶道具でも同じように高価買取させて頂きます。
螺鈿細工の面白い作品なので 螺鈿 細工を詳しく説明させて頂きます。螺鈿は、主に漆器や 帯留 めなどの 伝統 工芸に用いられる装飾技法のひとつで、貝殻の内側、虹色光沢を持った部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面に嵌め込む技法で、螺は貝、鈿は散りばめることを意味して、そのような方法で 工芸品 が作られました。使用される貝は、夜光貝や白蝶貝、また黒蝶貝や青貝、そしてアワビ、アコヤガイなどが使われます。奈良時代に唐から輸入され、平安時代には、漆芸の装飾 技法 として蒔絵との併用が流行しました。鎌倉時代になると鞍の装飾として好まれ、室町時代になると中国の螺鈿細工の素晴らしい技術も導入されました。安土桃山時代にはヨーロッパとの貿易によって急成長して、ヨーロッパでは一つのステータス・シンボルとなり、非常に人気がありました。日本ではこの頃の輸出用の 漆器 は南蛮漆器と呼ばれています。江戸時代になっても螺鈿は引き続き人気がありましたが、幕府の鎖国により螺鈿職人は日本向けの商品に集中しました。現在の螺鈿細工の基礎は、このようにして築かれました。
古美術やかたは安心して売却して頂ければと思います。納得頂くことを第一と考えております。
骨董品売却依頼で中国美術の掛け軸を出張させて頂き、数本お譲り頂きました。
売却済
写真5枚掲載、ご覧下さい。
2023年4月29日
この掛け軸は水墨画で中国の文人画家が描かれた逸品だと思われます。中国の水墨画の歴史は古く、唐代に生まれ、朝鮮、日本に伝わって独自の発展を遂げました。このような水墨画は中国でも人気があり、日本の明治時代や江戸時代に描かれた骨董品や茶道具に使える逸品は非常に高価に買取させて頂きます。この作品は保存状態も悪く、表具裂もそんなに良い古裂を使っておらず、本来の時代より後年に描かれた作品のように思われます。水墨画の簡単な解説をさせて頂きますと、東洋画の一つの様式で、墨一色、またはこれに淡彩を施した絵画の事を言います。
掛軸の買取依頼や査定のご相談を数多く頂きます。先代から引き継いだ掛け軸の落款や箱書きが読めない、また読めても古い昔の作者でので価値や相場価格がわからない。引越し先に床の間が無い、納戸やお蔵に入れてあり汚れや傷みがひどい、いったい何処で直してもらうのか、など、掛軸についてのご相談の電話をよく頂きます。どの様なご相談でも、気楽にお電話頂ければ結構です。
当店では半端の品物や、傷、カケがあっても買取や販売しており、四季折々には一日百名程のお客様に来店頂き、近くには大学や博物館、また美術館の研究機関が有り、趣味で集めておられる 愛好家 も来店頂き、参考品や学術品として貴重な品物もあります。
先代が集められた刀装具の骨董品買取依頼を頂き、出張して鍔や小柄をお譲り頂きました。
売却済
写真13枚掲載、ご覧下さい。
2023年4月22日
先に品物を紹介させて頂きます。材質は素銅でできております。時代は江戸時代のものだと思われます。細密 に施された 魚子地 に、雲の彫金細工が施されております。錆びや汚れが少し見られますが、傷・凹みはありません。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように、保存状態の良い品物で、買取させて頂きました。
刀装具の歴史は古く、鎌倉時代、室町時代より伝承された技術で、日本の金工作品の元祖です。鍔、小柄、笄、目貫、縁頭等の伝承された技術がその後の日本の金工品を作りました。この技術は合金の黒四分一や白四分一、また緋銅、朧銀等々、いろいろな合金の技法や彫る技法や打つ技法、また嵌める技法まであり、日本の骨董品や茶道具にこのような細工はよく見られます。小さな刀装具に施された細工は、彫金細工や象嵌細工に見られるように、世界の人々に日本の美術品の代表として認められており、高価買取させて頂きます。