西洋美術品は、古代より、ギリシア美術やローマ美術等々、地中海周辺の美術品まで、いろいろ有ります。
また、中世の美術品といいますとローマ帝国が四世紀末、東西に分裂し、それらが融合したビザンティン美術があり、東ヨーロッパでは教会堂のモザイク画など、キリスト教美術として栄えていきました。
西ヨーロッパでは11世紀から13世紀頃、ロマネスク美術が発展、13世紀以降はゴシック美術で、フランス中心にヨーロッパで発展し、ステンドグラスに彩られる教会堂も多く見られました。
近世になりますと、14世紀から16世紀にかけて起こったルネサンス美術は、古代ギリシャ・ローマの作品が模範とされ、そのの代表であるラファエッロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロらは、後の絵画に大きな影響を与えました。
17世紀には、イタリアを中心にバロック美術が出来、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ等、バロック絵画の代表作家として有名です。
スペインでは、ディエゴ・ベラスケス、オランダでは、ルーベンス、レンブラント、フェルメールらの画家が有名です。
バロック建築の代表作は、フランスのヴェルサイユ宮殿です。
17世紀以降、文化・芸術の中心はイタリアからフランスに移っていき、ロココ様式ができました。
アントワーヌ・ヴァトー、フランソワ・ブーシェの絵画が有名です。
当店の買取や販売は、この時代頃より、現代までの美術品を目指しております。
どこまで買取が出来るか、分かりませんが、頑張って行きたいと思います。
近代の西洋美術
新古典主義が現れ、ダヴィッドや アングルが代表的な画家、歴史画を中心に、強いメッセージ性を持つ作品が多いのが特徴です。
ロマン主義絵画(18世紀、19世紀に広まった様式で、強烈な色彩と躍動的な構図が特徴)の代表は、ドイツのカスパー・ダーヴィト・フリードリヒやフランスのウジェーヌ・ドラクロワです。
19世紀には、写実主義のギュスターヴ・クールベ、ジャン=フランソワ・ミレーらが現れました。
印象派
光の変化や空気感など一瞬の印象を捉え、再現しようとしたのが19世紀後半に現れた印象派です。
エドゥアール・マネらによって考えられた様式で、クロード・モネ、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワールらが代表的な画家で、後の西洋美術に多大な影響を与えました。
点描主義と言われ色彩理論として体系化した新印象主義には、ジョルジュ・スーラ、ポール・シニャックらがいます。
自然に描く従来の印象派とは異なり、主観的表現した後期印象派には、ポール・セザンヌ、ポール・ゴーギャン、フィンセント・ファン・ゴッホがいます。
20世紀の西洋美術
20世紀初頭には、様々な主義・様式があらわれました。
色の解放のフォーヴィス(野獣派)の代表的な作家には、アンリ・マティス、アンドレ・ドランらが、立方体で再構成するキュビスムでは、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラックらが有名です。
ワシリー・カンディンスキー、ピエト・モンドリアン、テオ・ファン・ドースブルフ、らが抽象絵画運動を起こし、ジョルジョ・デ・キリコ、ルネ・マグリット、サルバドール・ダリらは、シュルレアリスム(超現実派)と呼ばれる形態を確立しました。
また、他にも、形而上絵画や、アール・ヌーボー 、アール・デコ 、ポップアート ら多種に及びます。