延暦13年(794年)に日本の首都になった平安京が現在の京都です。
明治天皇が東京に行幸するまでの約1080年に渡って天皇家および公家が集住したため「千年の都」と呼ばれています。
平安時代から江戸時代前期までは日本最大の都市で、鎌倉時代以降は「洛中」と呼ばれました。

このように都が長く続き、素晴らしいいろいろな職人が集まり、祇園祭に見られるように古美術骨董品の日本の要となりました。
その伝統は現在も伝統工芸として残るのみならず、現代産業を支えている地域の一つである。

京都生まれの私ですが、戦時中小さな空砲の爆弾に「京の都は後回し」と書かれた紙があり、結果第二次世界大戦の戦災被害を免れた神社仏閣、古い史跡、町並みが数多く存在し、宗教・貴族・武家・庶民などの様々な歴史的文化や祭りが国内外の観光客を引き寄せる観光都市でもあり国際観光文化都市に指定されています。
戦災を免れた京の都には、優れた美術品・骨董品が数多く眠っており昭和56年開業以来、重要文化財クラスの素晴らしい骨董品の鑑定・買取を多数経験して参りました。
このような事は日本広しと言えど、京都ならではです。