売却済
写真5枚掲載、ご覧下さい。
2022年6月4日
実家が品川区の上神明天祖神社の付近の寺院で、先代から譲って貰われた諸道具の一部を売却したいと連絡を頂きました。「東京にも古美術骨董店は沢山ありますが、やはり本場の関西のお店だと思い、古美術やかたさんに買取依頼の連絡をさせて頂きました。」と話され、連絡を頂きLINEで写真をお送り頂きました。売却されるご本人も殆どご存じなく、駄目で元々だと思われていたようですが、面白い諸道具の逸品もあり高価に買取させて頂きました。「やはり専門の古美術骨董店の鑑定眼は凄く、老舗の骨董店の古美術やかたさんにお願いして良かったです。」と話され、お喜び頂きました。
青磁の水滴です。硯と一体のものですが、古陶器の青磁の水滴です。透明感のある青緑色の磁器で、本来の中国で出来た14世紀頃の逸品なら非常に高価な作品ですが、作品の裏側の高台付近の土も古く見せるために色を付けているような汚れもあり、味のある青磁の発色ですが、後作りの作品のように思われます。青磁の特徴的な青緑色は、釉薬や粘土に含まれる酸化第二鉄が、高温の還元焼成によって酸化第一鉄に変化する事で発色します。色艶は全く異なりますが、酸化クロムの還元で発色させる物も青磁と呼ばれます。