売却済
写真4枚掲載、ご覧下さい。
2022年2月15日
このお客様は奈良県でも山林地帯の下北山村のお客様で、周りにはお店もなく何処に売却したらいいのか分からず、ホームページを見て当店に買取依頼の連絡を頂きました。やはり古美術骨董の世界は信頼出来るお店でないと駄目なので、古美術やかたのような老舗骨董店の真贋を問う眼力があるお店に連絡頂いたんだと思われます。壊れている逸品ですが、他にも保存状態の良い数点の古美術工芸品の写真を送って頂いたので一緒に宅配で買取させて頂きました。このように壊れている品物でも諦めず問い合わせ頂ければ、大きな金額にはなりませんが無駄なく処分する事が出来ると思われます。
象牙の置物で、掘る技法が素晴らしく丁寧に彫られている置物です。日本ではこのような掘る技法の職人技が伝承されており、素晴らしい逸品も残っております。同じような彫刻の技法では、金工作品の彫金細工があります。この作品は二つに割れておりますが、直ぐに直す事ができ置物として使えます。最近ではワシントン条約が出来て象牙の作品は日本以外では取引禁止になっており、外国のお客様には販売する事が出来ません。