売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2023年6月5日
先に品物を紹介させて頂きます。このお皿は保存状態も良く、殆ど使用されていない未使用品に近い品物です。このお皿は馬の目皿と言われ、瀬戸で江戸時代後期以降に量産品として焼かれていた皿の一種です。面白い図柄で、明治時代には非常に人気があり大量生産されてきました。鉄絵で皿の内側、縁に沿うように渦巻き模様が大胆に描かれており、この手の皿が馬の目皿と呼ばれるようになったのは明治の頃と思われます。このような逸品は、昔は沢山あり、便利に手軽に使われていて、役立つ逸品でした。共箱や合わせ箱はありませんが、ひび割れや欠け等なく、保存状態 の良い骨董品で愛好家に人気があり買取させて頂きました。
このような昔から有る図柄の骨董品は、いろいろな日本六古窯と言われる窯で焼かれていました。六古窯について説明させて頂きます。日本六古窯とは、日本古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの産地の窯の総称です。朝鮮半島や中国からの渡来人の技術によって開始された近世からの窯から区別される。日本人とやきものの関わりは縄文時代から続き、文化を深め2017年、日本遺産に認定されました。産地別では「瀬戸焼」愛知県瀬戸市、「常滑焼」愛知県常滑市、「越前焼」福井県丹生郡越前町、「信楽焼」滋賀県甲賀市、「丹波立杭焼」兵庫県丹波篠山市今田町立杭、「備前焼」岡山県備前市伊部が日本の焼き物の骨董品を代表する窯で、このような作品は買取させて頂きます。