売却済
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2022年8月24日
このような銅器の仏像は中国の仏像ですが、日本の時代に直すと、一世紀から五世紀頃の平安時代からそれ以前に作られた逸品になります。そのような時代に作られた中国の仏像は贋物が多く、本物の名品は殆どありません。この作品も、鋳造細工も悪く、象嵌細工も荒い仕上げになっており、古くても日本の時代に直すと、明治時代に作られた作品で、もっと新しいかもしれません。彫る技法の細工が粗く、本歌の時代の作品は非常に細かく丁寧に作られており、もっと昔の職人技が冴える逸品です。銅製鋳物に金めっきを施した仏像を鍍金仏と言いますが、仏身が黄金造りであったとの信仰から、インド、中国をはじめわが国を含む仏教世界で広く製作されました。