売却済
2022年7月10日

北大路魯山人の作品で、高さ約31×横幅約26㎝の伊賀焼の花入です。著名な作家である北大路魯山人ならではの大胆な作風で、非常に味わいのある釉薬が施されており、どっしりとした存在感のある逸品です。口の形は古陶器の伊賀焼のように繊細に作られており、少し直しも見られますが、その他はひび割れ等無く状態の良い品物です。共箱に入っており、以前、展覧会に出品された品物です。

北大路魯山人は、陶芸、漆芸、書、篆刻、絵画、料理など様々な分野で才能を発揮し、独自の美的世界を築き上げました。昭和30年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されますが辞退し、終始一切の会に所属せず、独自の研究と作風で制作を続けました。晩年の陶芸作品では、魯山人の代表作となる銀彩が生み出され、愛陶家やコレクターに非常に人気があります。そのような作品は、買取価格が五百万円を超えることも多くありますので、売却をお考えのお客様は、是非古美術やかたにお問い合わせ下さい。