売却済
写真13枚掲載、ご覧下さい。
2023年4月22日

先に品物を紹介させて頂きます。材質は素銅でできております。時代は江戸時代のものだと思われます。細密 に施された 魚子地 に、雲の彫金細工が施されております。錆びや汚れが少し見られますが、傷・凹みはありません。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように、保存状態の良い品物で、買取させて頂きました。

刀装具の歴史は古く、鎌倉時代、室町時代より伝承された技術で、日本の金工作品の元祖です。鍔、小柄、笄、目貫、縁頭等の伝承された技術がその後の日本の金工品を作りました。この技術は合金の黒四分一や白四分一、また緋銅、朧銀等々、いろいろな合金の技法や彫る技法や打つ技法、また嵌める技法まであり、日本の骨董品や茶道具にこのような細工はよく見られます。小さな刀装具に施された細工は、彫金細工や象嵌細工に見られるように、世界の人々に日本の美術品の代表として認められており、高価買取させて頂きます。