売却済
写真9枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月23日
先に買取させて頂いた品物を紹介させて頂きます。この菓子鉢は、茶道具では著名な作家の三浦竹泉の作品で、綺麗な赤絵が施されており丁寧に作られた逸品で、買取させて頂きました。最近では、中国の人々にも赤絵の三浦竹泉の作品は特に人気があり、中国茶でも愛好家のお客様がおられる様です。保存状態も良く、共箱も綺麗で、茶の湯では人気のある茶道具だと思われます。京焼の窯元として現在五代目となる三浦竹泉ですが、この作品は、初代三浦竹泉の赤絵の名品で、四代三浦竹泉が鑑定をしております。三浦竹泉は伝統的な作風に独自の意匠を加えて、常に使い易い品を求め、代々引き継がれてきた陶芸家で、現在では五条坂の窯場に新しくギャラリーを開かれています。
この作品は共箱でもありませんが、同じ竹泉が鑑定しており、共箱と同じ値打があります。作家の共箱について少し説明させて頂きます。一番大切な事は、共箱であるかどうかです。共箱とは、一番最初に購入した時に入っている箱です。共箱は保証書の代わりになり、共箱が無いと半値以下になる作家の作品も多くあります。たとえ壊れていても、二度と手に入らないので、また直してもらったり出来るので、捨てないで保存して下さい。また、額に入った日本画は額の裏側にシールと言われる、名刺ぐらいの大きさの紙に、本人の署名捺印があり、絵の題名が書か出ています。このシールが保証書となり、共箱と同じように大切な保証書の代わりになるものです。
古美術やかたは、売却頂いた品物に販売価格を表示し、直接店頭販売しております。