売却済
写真5枚掲載、ご覧下さい。
2023年5月25日
先に品物を紹介させて頂きます。材質は、翡翠です。時代は大正から昭和初期にかけての作品です。色味も素晴らしい逸品です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように保存状態の良い品物です。最近ではこのような翡翠の逸品がアジアのお客様に人気があり、高価買取させて頂きます。翡翠も高価な品物や安い品物がありますが、昔の職人技が素晴らしい加工された技法がある茶道具や骨董品に使われている逸品は、高価買取させて頂きます。
翡翠について詳しく説明させて頂きます。翡翠は深緑の半透明な宝石で、玉とも呼ばれており、大変奇麗な宝石です。世界各国、翡翠は権力を象徴する石として、大切にされてきた歴史があります。翡翠の歴史は古くアメリカ大陸のインカ・マヤ文明では、王族や王に仕えた高位の人々が亡くなると、緑色の翡翠で仮面を作り被せてから埋葬していた歴史が残されています。秦の始皇帝の遺体も玉翡翠で覆われていたとされています。
翡翠の産地は日本にもあり、古くから良質な翡翠が採れ、日本の皇族や重鎮も素晴らしい宝石の逸品や玉器と共に埋葬されましたが、その埋葬品の中には、翡翠のものもありました。翡翠は、神道美術や仏教美術にも名品が残されており、多くのコレクターによって今に伝えられています。青森県の三内丸山 遺跡 や佐賀県の吉野ヶ里遺跡などからは出土品があり、山梨県では、世界最古の翡翠大珠が見つかっています。海外では、ミャンマーで良質な翡翠が採れ、中国へ輸出していましたので、中国の翡翠作品にも優れたものが多く残っています。日本との貿易や交易で運び込まれ、日本にも唐物と呼ばれるものの中には、翡翠の逸品が数多く残されています。このように、翡翠は、ときには金よりも高い価値のある宝石として、時の権力者や支配層に愛されてきた歴史があります。時が進み、庶民にも手が届くようになると、その美しさとパワーストーンとしての価値で、身近に身に着ける宝石として 愛玩 されてきました。