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売却済
2022年6月21日

先代がお亡くなりになり、先代は仏画や高僧の書画を集めるのが好きで、そのような逸品を数多く残されていました。売却したいと子供さんより連絡を頂き、兵庫県姫路市まで出張させて頂きました。さすが昔のコレクターで、数多くの面白い名品や珍品を拝見させて頂き、そのなかの掛け軸を数点お譲り頂きました。水墨画が殆どですが、滅多に見られない名品をお譲り頂いたので、出張買取させて頂いた値打ちがありました。

この水墨画は、高さ約170cm、横幅約96cmの紙本に描かれた白隠の水墨画です。この作品は白隠を代表的する図柄で、白衣観音の面白い仏画の掛け軸です。大切に伝承されてきた掛軸で、非常に保存状態の良い逸品です。白隠慧鶴は、江戸時代中期の臨済宗の禅僧で、禅の教えを分かりやすく民衆に広める為に数多くの書画や著作物を制作しました。日本画の伝承された技巧にとらわれない豪放でユーモラスな作風は国内外で高く評価されており、白隠の墨蹟や面白い禅画など、晩年に描かれた古書画は、高価買取させて頂きます。

この掛け軸は、本物でお引き取り価格も百万円以上でお譲り頂きました。汚れや傷みがひどい掛軸、また落款や書付が読み取れない掛け軸でも高価な品物もあります。当店では、専属のシミ抜きや汚れを取る、表具の業者がおります、素人判断で触ったり、修理せずにそのままの状態でご相談下さい。また鑑定証や共箱は一緒にお持ちください。掛け軸の名品も数多く買取させて頂き、高僧の書画も得意としておりますので、お気軽にご相談ください。