売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2022年6月26日

この蓋置は陶芸作品で、楽焼で出来ております。長年の年月を経てきた逸品で、金彩が薄くなつております。品物の保存状態は良く、傷んでいる所もありません。一閑人蓋置とは、井筒形の側に井戸を覗き込むような姿の人形がついた蓋置です。一閑人蓋置は、井戸覗(いどのぞき)とも、惻隠蓋置(そくいんのふたおき)とも言います。惻隠蓋置とは、人形を井戸に落ちそうな子供に見立て、孟子公孫丑上の「今人乍見孺子將入於井、皆有怵惕惻隱之心」で、今、人の乍ち孺子の将に井に入らんとするを見れば、皆な怵惕惻隠の心あり。にかけて作られた洒落た茶道具の蓋置です。