売却済
写真8枚掲載、ご覧下さい。
2023年6月15日
先に品物を紹介させて頂きます。ご覧のように昔の味の有る逸品です。一見、伊賀焼や信楽焼の様な花入れですが、面白い作品です。割れキズも無く保存状態 の良い 逸品 で綺麗な作品で、買取させて頂きました。写真をご覧のように、共箱もあり、大切に仕舞われていた逸品です。この作品は茶の湯の愛好家のお宅より買取させて頂きました、抹茶道具や煎茶道具をお持ちの茶道愛好家は面白い作品や、個人的に気に入られた作品も多く持っておられ、このような面白い作品も珍品として使われてきたようです。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、業界ではうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
中世から現在まで陶磁器の生産が続き、滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる陶器です。狸の置物が有名ですが、素朴さのなかに、日本人の風情を表現したものとして、信楽特有の土味を発揮し、登窯、窖窯の焼成によって得られる温かみのある火色の発色と自然釉によるビードロ釉と焦げの味わいに、わび・さび”の趣を伝えていいます。室町・桃山時代以降、茶道ともに茶陶信楽として茶人や文化人に好まれ、珍重されてきました。古琵琶湖層の粘土層の土を使い、古信楽と呼ばれる特有の土味で、素朴であたたかい情感が生まれた陶器です。器面の素地が荒く、細かな石粒などが多く含まれていることも特徴です。古信楽に見られる特徴的な窯変の現象も魅力の一つです。