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売却済
写真6枚掲載、ご覧下さい。
2022年4月19日

関東地方のこども自然公園がある神奈川県旭区のお客様よりお電話を頂き、抹茶道具を売却したいと相談を受けました。取り敢えず、数十点の写真をLINEでお送り頂き、買えない逸品もありましたが、茶碗や棗など数点の品物を買取させて頂きました。茶道具も百点近くホームページ上で販売しており、似たような品物と比較して買取価格を決定し、売却頂きました。今回は仁清写しの保存状態の良い茶碗でしたので、紹介させて頂きます。

写真をご覧のように、大切に仕舞われていた未使用品です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、業界ではうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。この作品は、上手ではありませんが、仁清写の作品です。仁清写しとは、江戸時代初期に活躍を続けていた京都の陶芸家、野々村仁清の作品を真似て作られた作品です。現在でも仁清写しの器などが制作されており、まだまだ人気は衰えるところを知りません。現在では京焼などを仁清写しなどと現在では呼んでいますが、その作風は野々村仁清そのものとなっています。初代の野々村仁清の存在感が非常に強く、京焼の祖であるように言われています。