売却済
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2022年7月23日

面白い木彫りの鶴の香合で、彫る技法が素晴らしい逸品です。残念ながら保存状態が悪く、シミや汚れがあります。蓋裏には、裏千家家元淡々斎宗匠の書付が付いています。この作品のように、木彫りの一刀彫の茶道具は人気がありますが、汚れがあるのでお茶会のお点前では使えないでしょう。

香合とは、香を収納する蓋付きの小さな容器で、香を焚くための、お香を入れる器のことです。日本では飛鳥時代、仏教伝来と共に香を焚く習慣が伝わり、その後茶道でも取り入れられました。香合は季節や茶席に応じて使用し、色々な種類があるので、四季折々香合を使い分けることが多いです。